10月10日は転倒予防の日!高齢者の転倒の6割が住宅で起きている!住宅に潜む危険なポイントを教えてくれる、安全な家づくりアドバイザー「満元 貴治」
【高齢者人口は3625万人と過去最多を更新した…】高齢者の救急搬送者のうち転倒の60%が「住宅」で発生している
総務省が発表した人口推計によると、日本の総人口は去年より59万人減少した一方、65歳以上の高齢者は去年より2万人増え、過去最多の3625万人だった。
東京消防庁によると、2020年の転倒・転落による高齢者の救急搬送者のうち転倒の60%、転落の78%が「住宅」で発生しているといわれている。
【満元氏が指南する、住宅で注意すべき転倒・転落ポイント①】
転落事故が最も発生している『階段』は、手すりと滑り止めでリスク回避!
階段は転落事故が最も発生している場所。そのなかで、65歳以上の受傷機転で最も多いのも階段からの転落。
狭い家だと階段幅も狭く、段差の奥行きが狭いことが多く、踏み外しによる転落リスクが高い。そこで、階段は緩やかな勾配になるように設定し、手すりは1段目まで取り付ける。滑り止めも効果的。
【満元氏が指南する、住宅で注意すべき転倒・転落ポイント①】
転倒・転落が意外と多い『玄関』は、段差を無くすことでリスク回避!
玄関は高齢者の転倒・転落が発生した場所で第4位となっている。
玄関の上がり框(かまち)が土間から200~300mmの高さで設けているケースが多く、つまずきや転落のリスクもあり、上がり框に着座するためには床にかがむ必要がある。そのため、段差を無くすことでつまずきや転落のリスクを回避することができる。
医療機関で作業療法士として11年間勤務し、「家づくりで命を救いたい」と安全な家づくりアドバイザーに転身 株式会社HAPROT 代表取締役 満元 貴治(みつもと・たかはる)
作業療法士として病院に11年間勤務。住宅内事故で受傷された患者を担当するケースが多く、住宅内の事故予防への課題解決のために2021年に独立。現在、住宅会社・工務店・建材メーカーの顧問(15道府県23社)講演会の講師として登壇。
初書籍「作業療法士が伝えたいケガをしない家づくり」はAmazonランキング1位を獲得。
【企業お問い合わせ先:株式会社HAPROT】
HP:https://www.yoshironoie.com/