美容医療に関するトラブル・相談は年間 2,464 件…被害に遭わないクリニックの選び方を伝授する美容医療のスペシャリスト日本美容外科学会理事長 鎌倉 達郎
【美容医療に関するトラブル・相談は、年間 2,464 件!】
美容医療の健康被害や金銭トラブルを抱える 10~20 代が増加…
美容整形に対する意識が変化し利用者が増え、美容医療に関するトラブルの件数が年々増加…。2022 年度、国民生活センターへの相談件数は 2,464 件で、4 年連続で年 2,000 件超が続く…。また、成人年齢引き下げによる「18 歳・19 歳」の医療サービストラブルも増加している。2022 年度は 240 件で、前年度比 2.76 倍に…。国民生活センターが 5 月末に注意喚起を実施。
■美容効果が期待できる「ハイフ」による火傷や神経損傷も増加している
「美容効果が期待できる」として人気の HIFU(ハイフ)という機器を使った施術について、国の消費者安全調査委員会が「火傷や神経損傷など被害の報告が増えている」と発表…。火傷や神経・感覚の障害など健康被害の報告件数は、この8年で 135 件に。内 8 割はエステでの事故だが、医療機関でも被害は発生…。
美容医療のトラブル回避法を発信!
開院30周年のリーディングクリニック統括院長
「聖心美容クリニック」統括院長 鎌倉 達郎
「とことん真面目に、美容医療。」をスローガンに、2023 年に開院 30 周年を迎える、美容医療業界のリーディングクリニック「聖心美容クリニック」の統括院長。
日本美容外科学会(JSAS)理事長、公立大学法人横浜市立大学医学部 臨床教授を務める。
美容医療におけるトラブル回避法をメディアなどで発信。
【メディア出演歴:鎌倉 達郎】
■NHK「首都圏情報 ネタドリ!」「おはよう日本」、 ■テレビ東京「L4YOU!」など多数
「とことん真面目に、美容医療」がモットーの鎌倉達郎氏直伝!
トラブルに見舞われないクリニックの選び方
■医師免許取得後、技術が未熟な状態で世に出るドクターも…
ハイフ・医療脱毛など様々な美容医療の手段が増える一方、トレーニング不足のドクターも増加。医師免許を取得後、技術が未熟な状態で世に出るドクターもいる。たとえば、「ヒアルロン酸注射」は簡単そうだが、失敗すると失明してしまうこともある…。
トラブルに見舞われないクリニックの選び方①
★ドクターの経歴に「専門医」「認定指導医」と記載があるかを確認!
クリニックを選ぶ際には、「高い技術を持っているが否か?」を見極めることが重要!そのためには、クリニックのホームページを確認し、ドクターの経歴を見ると良い!数年以上の経験がないと受験資格がないなど、各学会で厳格な規定がある『専門医』、人に教えられるレベルの『指導医」と記載があれば、高い技術を持っている証拠!日本美容外科学会の『専門医』は、5 年以上の美容外科経験を経ないとそもそも受験できない。「筆記試験」と「口頭試問」が行われるが合格率の低い狭き門。合格後も 5 年ごとに更新審査がある。
トラブルに見舞われないクリニックの選び方②
★「きょう手術したら安くなる」という言葉には要注意!
別の日に手術したからといって技術が落ちるわけでもない。医療に関しては、「当日のディスカウント」というのは聞かないことなので、要注意!!
トラブルに見舞われないクリニックの選び方③
★最低でも2か所のクリニックでカウンセリングを受ける!
金銭トラブルを避けるためには、最低でも 2 か所のクリニックでカウンセリングを受けること。他に比べて費用が高いか低いかを判断でき、即決せずに冷静に判断できる!