自身もがんと闘病しながら、ハンセン病、がん、認知症などをテーマにしたドキュメンタリー映画を製作!社会の不条理にもがき、苦労している人たちに希望を与える映画監督「野澤和之」
【自身も病気になるなど、命がけで映画製作に取り組む監督】
数多くのドキュメンタリー映画を製作する監督「野澤和之」
1954年新潟県六日町生まれ 立教大学大学院(文化人類学修士)修了後、フリーランスの立場で、映画、テレビ番組の製作に携わる。
短編映画、テレビディレクターを経てドキュメンタリー映画の世界に入る。大学で文化人類学を学んだ経験から、文化社会の周縁にいる人々を見詰める作品が多い。その中でも、ハンセン病、がん、認知症など病を取り上げたドキュメンタリー作品も多数手がけている。
【在日韓国人の半生を描いた作品では全国の映画館で上映され、話題を集めた】映画、テレビのドキュメンタリー作品で数々の賞を受賞している
在日韓国人の半生を描いた「HARUKO(ハルコ)」は全国の映画館で上映され、話題を集めた。フィリピンのストリートチルドレンを題材にした「マリアのへそ」は初の劇映画監督作品。
テレビ作品では「涙の川 野宿の夫婦愛」と「引き裂かれた在日家族」で、ギャラクシー賞に。
がん患者の姿を描いた医療ドキュメンタリー映画「がんと生きる言葉の処方箋」】本作企画段階で自らがんと闘病し、がん患者と同じ目線で製作することができた!
映画「がんと生きる 言葉の処方箋」の製作は、「がん哲学外来」の提唱者・樋野興夫(ひのお・きお)先生の講演を聞いたのがきっかけ。ドキュメンタリー映画「がんと生きる 言葉の処方箋」の撮影に健康体で臨んだ野澤監督は、自分ががん患者でないことに引け目を感じていた。しかしその後、野澤監督自身ががん患者となってしまい、その貴重な体験を活かし映画を製作した。
【野澤監督の信念…見る人が絶望を感じるような映画は見たくないし、作りたくない】ドキュメンタリー映画の使命は『事実を伝えること』
ドキュメンタリー映画の使命は、社会を良くする、社会のためになるとかでなく、事実を伝えること。これはドキュメンタリーの本質。裏付けを持って体を張るしかない。
自身の映画は全て精神の浄化ができるようにしないとダメだと思っている。落ち込む映画は見たくない。それは映画の使命。見る人が絶望を感じるような映画は見たくないし、作りたくない。